「Brand X」とは

クローリスデザインは、つくり手と、使う人たち、社会とをつなぎ、「あまる」「すてる」を減らしながら、新たな価値を届けるプロジェクト「Brand X（ブランドクロス）」に取り組んでいます。

化粧品やサプリメント、健康食品など、美容や健康に関わるものづくりの裏側で、価格や品質を一定に保つために多くの原料や容器があまり、捨てられていることはこれまで広く知られていませんでした。「たくさんつくること」は、コストや品質の安定を支えてきた仕組みのひとつであり、その大切さや必要性も深く理解しています。

しかし、その裏側で、多くのつくり手たちが心を痛めていたことも知っています。そこでクローリスデザインは、OEMメーカーとしてこれまで多くのつくり手と携わってきた経験やノウハウをもとに、再度製品として生まれ変わらせるアップサイクルプロジェクトとして「Brand X」を開始しました。

SDGsやサスティナブルなど、環境や資源の問題に世界的な注目が集まる今、つくり手と、使う人たち、それぞれの異なる視点、異なる想いが〈交差＝X（クロス）〉するポイントを見つけ、美容や健康に関する新たな価値観や楽しみ方を創造します。

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「Brand X」発足のきっかけと想い

活動の発端は、2021年秋頃にお客様からいただいた「つぶつぶの入った化粧品をつくりたい」というオーダーでした。商品の開発に向けつぶつぶの原料を調達はできたものの、製造後に大量の余剰が発生してしまいます。この原料が非常に機能性の高い原料だったため何かに使えないかという想いから「自社製品をつくろう」という発想に至りました。しかしながら、スケールメリットのある何千何万という大量の製品を生産してしまっては、「販路」や「安定供給」が課題となってしまいます。

そこで、「数量限定生産→売り切る」というアパレル業界のモデルにヒントを得ました。これまで健康食品・化粧品業界では疑問視されてこなかった「廃棄される余剰原料・材料」を一か所に集め、数量限定で〈本当に良い物〉を製造・販売することで、良質な原材料を廃棄せず、活用する方法を見出したのです。

当社がこれまで築いてきた業者間ネットワークや品質管理のノウハウを駆使して、様々なオリジナル製品を製造する過程で出た余剰原料・材料を「交差（クロス）」させる活動していきます。これからの時代を見据えた 「Brand X」の活動をぜひ応援してください。